おうちで Kubernetes ~ 論理編1 ~

こんにちは miho です。

さて、前回組み立てた Rasberry Pi に中身(OS)を入れていきたいと思います。
私の環境は Windows ですので、Mac をお使いの方は参考に程度にとどめておいてください。

手順はすべてここにあります。

www.raspberrypi.org

インストールに必要なものは以下になります。

  • 物理キーボード
  • 物理マウス
  • HDMIケーブル (mini)
  • ディスプレイ

Rasberry Pi の OS のダウンロード

OS をダウンロードしていきます。ダウンロード先はこちらになります。

www.raspberrypi.org

なお、この時点でインストールしたバージョンは以下の通り。

Release date: May 7th 2021  
Kernel version: 5.10

ウッカリ忘れていたのですが、SD カードリーダーをしばらく使った記憶がなく、どこにあるのかしばらく探すことになりました。
そうですね、大事です。

ダウンロードした OS は balena を使って SD カードにインストールしていきます。

www.balena.io

You’ll see a progress bar. Once complete, the utility will automatically unmount the SD card so it’s safe to remove it from your computer.

とのことなので、無事に完了するまでそっと見守ることにしました。

f:id:kurimotti:20210906210754p:plain 左がイメージ、真ん中が SD カードです。[Flash] ボタンで開始します。 f:id:kurimotti:20210906210807p:plain その後 OS 側の設定を行っていきます。3 台あるので、同じことを 3 回やっていくことになります。ここに意外と時間がかかります。

完了したら、キーボードとマウスデスクトップを Rasberry Pi へ接続します。

OS Setting

Desktop をインストールしたので、まずはwifi の設定後画面から設定しました。

各種アップデートをかけていきます。

apt update

OS を 64bit モードで起動します。

echo "arm_64bit=1" >> /boot/config.txt

Wifi の Statip IP を設定します。3台あるのでそれぞれ異なる IP を設定します。私は分かりやすいように Master Node を起点に割り振りました。

以下は worker Node1 の設定です。

# /etc/dhcpcd.conf

interface wlan0
static ip_address=192.168.1.28/24
static routers=192.168.1.1
static domain_name_servers=8.8.8.8

SSH での接続ができるように設定します。

systemctl enable ssh

その後、一旦リブートし SSH ができることを確認します。

残りやることは細々した設定です。

  • Hostane
  • 言語設定
  • 時刻同期の確認
  • /etc/hosts の設定。ローカル PC の hosts にも 3台の IP を登録する

最後に自分の PC から ssh ができることが確認できれば作業は完了です。

ssh pi@kube-worker-1
pi@kube-worker-1's password: 
Linux kube-worker-1 5.10.52-v8+ #1441 SMP PREEMPT Tue Aug 3 18:14:03 BST 2021 aarch64

The programs included with the Debian GNU/Linux system are free software;
the exact distribution terms for each program are described in the
individual files in /usr/share/doc/*/copyright.

Debian GNU/Linux comes with ABSOLUTELY NO WARRANTY, to the extent
permitted by applicable law.
Last login: Sun Sep  5 15:25:41 2021 from 192.168.1.3
pi@kube-worker-1:~ $ 

無事に接続を確認できました。

おわりに

「おうちで Kubernetes」と大した題名をつけましたが、まだこの時点で構築まで進めていません。事前準備の大変なことよ。(= 楽しい)

割とここの設定に時間を割いていました。なぜかというと、OS の設定って LAN ケーブルにつないで、、、アップデートかけて、、、と地道な作業が多いんですよね。
Rasberry Pi で設定漏れがあると、またケーブルを繋ぎ直して、マウスも〜みたいなことになるので、机の上がこんな惨状になります。

f:id:kurimotti:20210906210820j:plain

では次はようやく Kuberenetes を導入していきます。